温山会理事会と柔實会総会
温山会理事会と柔實会総会 柔實会会長 二宮秀生
一地昨日4月21日(金)は松山大学温山会(OB会)理事会及び創立90周年記念式典が大学内で行われた。式典では記念シンポジュウムと懇親会が行われた。記念シンポジュウムではOBと学生パネリストによる卒業生と学校のあるべき姿が討論された。卒業生の即戦力が大事か、長期展望に立った卒業生の底力が大事かを考えさせられた。会社に取ったら今も大事だが将来も大事である。単純に今か将来か軍配を上げられる問題ではない。大学は専門学校ではない。本校の教育理念をしっかり確立しておかないと思った。
松山大学の建学理念として三実主義が謳われている。三実とは真実・忠実・実用である。三実主義は私なりの解釈では世界に通用する成功哲学だと思っている。真実とは何が正しいか真理を求めること。大所高所に立った洞察力を持つことだと思っている。忠実とは信頼できる人間関係を言う。商売の原点は信頼にある。実用とは行動を起こすことです。知識も人間関係も実用が無ければ無いのと同じです。正しい洞察力も良好な人間関係も積極的行動(実用)があって初めて成功に結び付く。
本学を卒業した者はそれぞれの立場において存在感を現わし、そして、その組織に貢献できる人材でなければならない。それは最終的に社会に貢献できるものでなければならない。
昨日4月22日(土)は柔實会(松山大学柔道部OB会)総会及び懇親会が行われた。柔實会の理念は学生への支援、及び会員相互の親睦と研鑚とある。研鑚が分かりにくい。研鑚とは会員同士の協力と励ましだと思う。知恵と経験の交換だと思う。柔實会における研鑚とは松山大学の三実主義に心技体が加わったものだと思っている。三実主義を支援し強めるモノと考えている。そういう意味で柔道部での4年間は三実主義を強化すると言う意味においてとても大きな価値があるものと思っている。
心技体は柔道を学ぶ姿勢であり、勝負に対する姿勢だと思っている。その心技体は社会人としての勝負にも通用する。心技体の心だが、物事を取り組むに当たっての心構えと精神力だと思っている。一番大事なモノと考えている。全ては思いから始まる。熱意と信念で実現する。そういう意味では心技体の心は一番町一丁目のスタート地点、即ち原点である。次に心技体の技だが、それぞれの職場において専門知識・特殊技術を磨く。専門知識・特殊技術こそがお金の元である。心技体の体であるが、健全な肉体に健全な精神が宿ると言われるように日々節制し健康でなければならない。
そういう意味において柔實会は我々企業戦士の癒しの場であり研鑚の場所となる。柔實会は私達OBにとって実家の様なものだ。柔實会活動を活性化させていきたいと思っている。企業戦士にとっては仕事上の餌場にしてほしい。柔實会会員の皆さん一人一人が人生勝負の勝者になって戴きたい。お互いのため柔實会行事を盛り上げて戴きたいと思っている。楽しい時間はあっという間に終わった。
良次回