平成30年度柔實会総会、濱田初幸新体制スタート
平成30年度柔實会総会、濱田初幸新体制スタート 昭和49年卒業二宮秀生
昨夜は柔実会(松山大学柔道部OB会)総会が池田先輩が経営する夢寛歩(旧・カンポの宿)で行われた。58名の出席で懇親会が行われた。私が柔實会会長を拝命して四年、今年の総会で二期四年が終了致しました。昨年の総会で「若い会員の参加を目指し、現役員は全員が退任し、体制の若返りを図る」と表明しています。後継者を濱田初幸氏に絞って、会長就任をお願いしてみることを昨年の総会に提案し皆さんの承認を戴いております。そして昨日予定通り濱田初幸新体制に引き継ぐことが出来ました。体制刷新によって大河ドラマの流れは大きく変わります。
目的は一つ。若い会員に参加して戴くことと、会員相互の交流を深める事にあります。会員相互の交流を通して智恵と経験を共有し、多くの会員が様々な分野で頭角を現し存在感を発揮して戴きたい。そして物心ともに豊かな人生を送って戴きたい。すなわち人生の試合に勝利して戴きたいと願っているからです。その為にはOB会だけでなく愛媛柔道会および母校への影響大なる人物がふさわしい。濱田初幸氏の現役時代の輝かしい実績、鹿屋体育大学における専門分野教授と言う造詣の深さにあります。彼は現場を知った教育者です。柔道に対する熱い思いの持ち主です。松山には彼の教え子がたくさん居ます。松山在住でないことを理由に固辞していましたが、柔實会活性化の為と母校発展の為と言うことで承諾を戴きました。会長代行(副会長)を置くことで困難を克服してくれると思っています。
私は温山会と柔實会における先輩方の引き回しの中で学び、鍛えられ今があると思っています。38歳で創業し30年近くかかりましたが上場会社の一部に加わりました。何度もピンチに見舞われ逆転優勢勝ちの連続でした。今では社員も70名になっています。私自身は様々の分野で活躍されている先輩方の知恵と経験、先輩方の人脈を大いに使わせて戴き今があると思っています。私には松山大学柔道部同期の福島君が居ます。二年後輩の杉野君が居ます。福島君は業界人として、杉野君は私の会社の参謀として私を支えてくれました。三十年の経営人生は真剣勝負の連続でした。勝つことの本当の意味を考えさせられた三十年でもありました。この二人は私の人生において切っても切れない最も信頼できる戦友だと思っています。
そして今、私達が後輩たちに力を貸す役回りの年齢となりました。私達にとって松大柔道部は実家の様に思っています。私は柔實会会員は汗と涙を共にした兄弟だと思っています。水口名誉会長という長男から始まり400名を越える仲間が居ます。4年前にホームページを開設しました。黒木先輩の指導でラインも始まりました。56名が参加しています。70歳が近くなった私達ではITを使う組織強化に限界があります。新体制で兄弟の絆が更に大きく強くなる事を願っています。会員の皆さんに「柔道部でよかった。松山大学でよかった。」と思って戴けるOB会になる事を願っています。
今年はタカラレーベン西日本における最後の権限を行使して、柔道部の卒業生2名を入社させることが出来ました。「あれが松大柔道部の社員か。来年も誰か是非入社して欲しい。」と言われるような存在感のある社員に育って欲しいと願っています。卒業生には次のステージでの勝負が待っています。何のために柔道をやってきたのか。柔道の目指すもの、柔道の先にあるもの。濱田新会長とともに引き続き答え探しをしたいと思っています。
在任中は僭越ながら母校や柔道部に対して色々と問題提起をさせて戴きました。全ては学生達が心技体を体得し、社会で活躍できる自慢の後輩に育って欲しいと願う一心でした。その点、ご理解を戴き、ご容赦を願いたいと思っています。旧役員の皆さんには四年間、本当にお世話になりました。今後も引き続き柔實会のお世話をさせて戴く所存です。柔實会会員の皆さんの益々のご活躍とご健勝をお祈り申し上げます。4年間ありがとうございました。