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会議は踊る : 松山大学柔道部・柔實会

会議は踊る

会議は踊る 柔實会会長 二宮秀生  

「会議は踊る。されど進まず。」メッテルニヒの言葉である。ナポレオン失脚後のヨーロッパ秩序回復を目的とした国際委会議だった。議長をしたオーストリア外相メッテルニヒの苦悩が分かる。北朝鮮への制裁やシリアへの制裁についての国連会議も同じように会議は踊っている。各国の主義主張・対立は収まらない。主義主張・対立には原因がある。たまりたまったマグマの噴火である。噴火と言えば宮崎県えびの市にある霧島連山が250年ぶりに噴火した。火山の噴火だって250年の忍耐がある。忍耐に忍耐を重ねた結果が噴火となって溶岩が消滅する。地球の中の悪い膿(うみ)を出す事になる。物事には原因(カルマ)がある。戦争や事件、事故や喧嘩は過去のカルマ(原因)が消える時である。喧嘩するほど仲が良い。喧嘩が親友を創る。喧嘩することで過去の原因が消えて新たな出発ができる時である。事件や事故、戦争や天災、当時者には申し訳ないことだが噴火によって悪い原因(カルマ)が消滅したことになる。フォーマットされたことになる。

昨夜は温山会(松山大学OB会)理事会が150名参加して行われた。そして今日は柔実会(松山大学柔道部OB会)総会が85名参加しておこなわれる。会議は踊って結構だと思う。過去の問題点を曝しだし改善することは良いことだと思う。会を良くする為の自由な意見・提言は大いに結構だと思う。しかし、対立のまま終わってはいけない。それは右往左往しながらもより良い将来に進めなければならない。会社組織も国家組織も同じである。親ぼく団体だって100人いれば100人の正義がある。登山の方法を巡って摩擦や対立が付きものである。雨降って地固まると言われる。風雨の後は晴れの日がやってくる。毒草は倒れ薬草の芽がでて、薬草の花が咲く。しかし自然は上手く出来ていて薬草に交じって毒草の発芽も始まっている。悪い出来事の中に良いことの兆しがある。上手くいっている時には悪いことの兆しがある。50年前の柔道部監督八木隣一先生が言っていた。「勝って兜の緒を締めろ。」今日の柔実会総会では恒例に従い私が議長を務める。組織は過去のカルマを消してより良い方向に向かって進めなければならない。私達執行部2期4年間の反省と今後を占う大事な会議になる。