全日本大学女子選抜駅伝・がんばれ!松山大学女子駅伝部
全日本大学女子選抜駅伝・がんばれ!松山大学女子駅伝部
昨日は全日本大学女子選抜駅伝(7区間43.4キロ)の応援に静岡県富士宮市まで行った。松山大学の女子選手7人が走った。昨日の静岡県は快晴に恵まれ素晴らしい富士山を眺めながらの競技だった。東京からの応援部隊は温山会東京支部(黒木増夫支部長)の皆さん東海支部の皆さんと一緒だった。柔道部OBは黒木先輩と私と嶌川君の3人である。コースは高低差172mのアップダウンの厳しさが特徴である。コースは富士宮市の富士山本宮浅間大社前をスタートし富士市総合運動公園陸上競技場にフィニッシュした。昨年は3位だったが今年は9位に順位を下げた。勝負は時の運、ライバルたちも日本一を目指しているのだから仕方がない。
試合後、監督の言葉があった。続いて選手、卒業していく4年生の反省の弁があった。今更にして一人ひとり喋らせると言う事の価値を感じる。意志や決意や願いを伝える行為は言葉しかない。喋りながら方向付けが出来ているように思う。選手たちの涙の弁は100万ドルの価値がある。誰も体験できないモノが体験できたと感謝の言葉だった。夢と希望、愛と信頼、努力と忍耐、誘惑と克己、挫折と再起、奮起と調和、ケガと養生、そしてチームワークなど沢山の物を学んだ筈である。汗と涙によって学業に勝るとも劣らない人生の勝負に役立つものを沢山学んだ筈である。人生は良いことばかりは続かない。悪いことばかりも続かない。山あり谷あり、勝負を賭ける時もある。試合は人生の縮図だと思う。
勝負事は全て心技体である。勝負事は心(心構え精神力)が原点となる。できないかもしれないとか、負けるかもしれないと思ったら、もうすでに負けている。日本一を目指した選手たちは口々に監督と過ごした日々の感謝を述べていた。指導者はどうあるべきかいつも考えさせられる反省の弁である。部下にやる気を出させ実力以上のものを引き出すにはどうあるべきか。チームの結果は指導者の「あるべき姿」にあると何時も反省させられる。先輩たちの意志(タスキ)は後輩たちに確実にバトンタッチされたことが確認できた。選手の皆さんお疲れ様でした。素晴らしい感動をありがとう。
柔實会会長 二宮秀生