下関柔道協会三宅寛会長
リオ・オリンピックの柔道は男子100キロ超級と女子78キロ超級を持って全階級が終わった。女子78キロ超級でトリを務めた山部佳苗選手が銅メダルとなった。男子100キロ超級は下関出身の原沢久喜選手が銀メダルとなった。日本は男子が7階級の全階級でメダルを獲得した。女子は5つのメタルとなった。男女合わせて金が3つ銀が一つ銅が8つと合計12個のメタルとなり一大会最多のメタルとなった。
井上康生監督は4年間の苦労と結果に声を震わせ男泣きしたという。柔道関係者はみな男泣きしたと思う。さらに日本柔道復活となった裏方に身近な人達がいる。女子柔道の監督に愛媛県砥部町出身の南條充寿監督(新田高校)の存在がある。彼もまた大きなプレッシャーがあったと思う。また原沢久喜選手の原点は下関の町道場だったと言う。その下関柔道協会の会長はわが松山大学の三宅寛先輩である。三宅寛先輩たちの温かい見守りと指導があって今回の結果となっている。先人たちの血を受け継ぎ、色々な人の関わりの中で今回の結果となっているのである。 柔實会会長 二宮秀生