松山大学、全日本女子駅伝3位

松山大学、全日本女子駅伝3位

昨日は全日本大学女子駅伝が静岡県富士市であった。全国から強豪21チームが参加し7区間(43.8キロ)で優勝を争った。わが母校松山大学は先日の仙台で日本一となった松山大学大西宗仁監督率いるマドンナチームである。当然にして監督も学生も父兄もOBも優勝を意識しての参加である。松山からはバスをチャーターしての大応援団である。私は柔道部先輩であり東京支部の役員でもある東京温山会の黒木会長・嶌川副会長・中村先輩達の応援団に加わった。

富士山山麓は好天に恵まれ最高のマラソン日和だった。スタート1区は松山大学のエース高見沢安珠から始まる。力強い走りによってトップでタスキを2区に渡す。2区は高見沢里歩、彼女もトップでタスキを3区に渡した。レースは43キロの長丁場である。勝負事には常にピンチとチャンスがある。常にトップを維持することなど出来ない。そう簡単に勝たせてはくれない。各校の駆け引きもある。ここらから潮目が変わり始めピンチが始まる。次第に順位を落とし6位にまで後退、応援団たちの落胆は隠せない。そんな中6区の上原明悠美が感動のドラマを創る。再び3位に躍り出たのだ。アンカーの松田安奈が3位を守り抜いて名門松山大学は入賞を保つことが出来た。

 表彰式ののち監督と選手たち全員がスタンドまでやってきた。応援団に対して心のこもった挨拶が行われた。監督だけでなく選手たちは一人ひとりが反省の言葉を語った。彼女たちの悔しさの涙、反省の涙は100万ドルの爽やかな涙だった。区間で勝った者も負けた者もチームと言う身体の一部である。全員立派だった。奢る必要も卑下する必要もない。そして次こそは必ず勝つと言う決意表明、後輩たちに勝利を託す涙の発言が続いた。45年前のあの時と重なる。私たちは『よくやった。3位で良いじゃないか。そう自分を責めるな。』と思うが、彼女達から出てくる言葉は悔しさに満ち、何とも言えない感動の言葉だった。柔道部の後輩達も駅伝の彼女達と同じように母校のために必死で戦っている。その魂は決して柔道部だって負けてはいない。試合の後のこの時間が選手にとってもOBにとっても大切な時間である事が分った。

試合のあと選手たちに一人ひとりお礼の挨拶をさせる事も次の試合に繋がるのではないかと気付いた。柔道部の試合にも一人ひとり選手の発言を取り入れるべきであると感じた。試合後の熱い心冷めやらぬ時に決意表明が必要だと気付いた。後輩である柔道の浜田教授は『柔道は問答である。』言っている。彼女たちは喋ることで反省し、何かに気付き決意し、表明することで本物の実力を付けて行くように思う。もう一つ気付いたことだが、応援団が大事だと言う事です。大業は応援団がいなければ成し遂げる事は出来ない。試合のあと小田原まで戻り小田原城の横の居酒屋で小田原評定を行った。スポーツも仕事も同じである。彼女たちは将来三実主義を体現し立派な社会人になるに違いない。やるのかやらないのか、ぐずぐずしていては小田原評定になってしまう。北条氏のように滅亡してしまう。私も反省することが多々あった応援だった。
柔實会会長 二宮秀生