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柔道部立て直し : 松山大学柔道部・柔實会

柔道部立て直し

柔道部立て直し     柔実会会長 二宮秀生  

昨夜は一水会があった。監督も出席して試合の反省を行った。先輩方から厳しい発言が出た。OBからはそれぞれ気付いたことを話した。監督からも原因らしき出来ごとが告白された。人間関係信頼関係が欠如していた。全てはの原因の根本に指導理念(指針)がない事が原因している。監督から立て直しを誓う発言でお開きとなった。私は監督の心を伝える『訓示=会話力・言葉力』の不足を感じた。以下、OB会として監督にお願いする事項を読み上げ書面にて手渡した。 以下書面内容

1、柔道修業の究極の目的 (監督の指導理念)
①人生を勝利する。(社会的成功)
 健全な肉体・負けない精神力、チャレンジする生き方ができる人間を育てる。
 肉体的苦痛・精神的苦痛を経験することで、社会人として成功する。ビジネスマンとして成功する。

②社会が必要とする人格形成を目指す。(人格形成)
 社会に役立つ礼儀正しい日本男児をつくり、各界から必要とされる人財に育てる。

③協調性を身につけ豊かな人間関係を築く。(人間関係)
 多くの仲間をつくり先輩後輩の絆を深め、知恵と経験の共有によって人生を豊かにする。
 白帯でもよいので部員をふやす。戦友を増やすことで真の友人をつくる。

2、練習における指導指針
①理念・指針の表明、約束事の確認。訓示で始まり講話で終わること。『訓示=会話力・言葉力』ができたか。
指導者と部員、部員と部員の心を1つにする。心(魂)会話をしたか。
 
②マンネリの打破、戦略・戦術を考えて指導できたか。
 目標設定⇒月次計画⇒週間計画⇒今日の練習計画⇒今日の反省と課題の確認を行ったか。
 日々成長、今日の成果(成長)を確認して、総括した終礼ができたか。
 言葉(会話力・言葉力)によって理論武装した技術指導ができたか。部員が納得する指導ができたか。

③自主性を引き出す指導ができたか。
褒める叱る対話を重視した練習をする。⇒自発的な決意表明と自発的行動計画 を引き出せているか。
考え方・心構えのエビデンスを示した指導。部員の納得した練習ができたか。

④スタミナ負けをしない。試合を想定して限界に挑戦する苦しい練習ができているか。
 寝技に自信を持った立技とする。

3、試合での約束ごと
勝ちっぷりのよい試合をする。負けっぷりの良い試合をする。
その為には
①1本とる柔道をする。(攻めの試合)
②気迫で勝る柔道をする。(声を出す試合)
③一致団結した全員柔道をする。(応援力を発揮した試合⇒声援の効果)